太極武藝館



太極武藝館セミナー


 太極武藝館が主催するセミナーは、伝統武藝である陳氏太極拳の真髄をより深く理解するために、また、一個の人間として人生を有意義に過ごし、自己を深く見つめて人間性の成長をはかるために、円山洋玄館長を講師として、特別に開催されています。


 当館の館長・円山洋玄師父は、陳氏太極拳以外にも玄門に伝わる気功法や易筋経、洗髄経、鉄布衫などの練功を修得しており、また、学生時代より禅、

老荘哲学、西洋哲学、心理学、精神療法セラピー、インド・チベットに伝わる新旧の瞑想などを学び、東西の精神療法を駆使するセラピストとしての一面も持たれており、毎回、非常に充実した内容のセミナーが行われてきています。

 これらセミナーの内容は、いずれも、かつて洋玄師父が師より直伝の伝承を受けた貴重な練功の数々が丁寧に教授されたり、インドやネパールで学んだ瞑想法や退行催眠法を用いて、自分の知らない潜在意識の深みを探ったり、意識を用いて強力な体軸を造る練功を体験したり、ほとんどの方が初めて体験すると思われる、充実した高度な内容で行われています。
 第1回から第6回までは一般の方も参加できる公開セミナーでしたが、現在では基本的に当館に在籍する門人を対象としています。なお、将来的には、門外からのご要望にお応えして、一般の方々を対象としたセミナーも企画検討されています。

 このセミナーは、高度ではあっても、遊び心に満ちた大変楽しいもので、お互いの交流を深め合ったり、共にゲームのようにセラピーのテクニックを楽しむ場面も多く設けられています。
 また、宿泊をともなうセミナーでは、エプロンがけの師父が手作りの夕食を出して、参加者が思わぬ喜びに出会ったり、温泉プールを用いての身体意識の開発法や、期間中の食事をオーガニックな素材を用いて、全員が協力しあって自分達の手で作ることを試みるなど、生活のすべてが日常性からの解放や稽古の向上につながることを実感できるように工夫されています。


 これらのセミナーは、今のところ不定期に開催されています。
これは、講師である師父が大変ご多忙なことによりますが、常にセミナー開催を希望する声は大きく、これらのセミナーに優れた効果があり、いかに門人の皆さんに期待され、役立っているかがわかります。

 また、このセミナーは太極武藝館の営利を目的としておりませんので、参加費用も実費を参加者の人数で頭割りしたものであり、より多くの人が参加できるよう、経済的にも参加者本位のものとなっていますので、ぜひこのような機会には、ふるって参加されることをお勧めいたします。

 また、先述のように、現在は参加できるのは太極武藝館に在籍する門人のみとなっておりますが、門人の家族やその紹介者であればご希望に添える場合もありますので、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

 なお、現在では門人の数も増加の傾向にあり、定員をオーバーした場合は、せっかくお申し込み頂いても次回をお待ち頂くことになりますので、あらかじめご了承下さい。



これまでに開催されたセミナー


第1回・1998年2月14日 at:長野県美麻村「遊学舎」
呼吸法と気功による身体リバランシング講習会

 完全な呼吸法を用いた気功法で、身体のエネルギーの偏りを改善し、五臓を本来の正しい働きにもどし、体内の「気」のチカラを盛んにするための講習会です。
 また、陳氏太極拳の練功法によって、多くの病気の原因となる骨盤周辺のゆがみを正しく整える方法が紹介され、一般公開される機会が非常に稀な、玄門に伝えられる「洗髄経」の一部も紹介されました。





第2回・1998年3月28日 at:掛川市立生涯学習センター
経絡気功法講習会 Part 1

 オーストラリアと日本を忙しく往復されていた円山洋玄師父を初めて掛川にお招きした、記念すべきセミナーです。この機会が無ければ太極武藝館は今日当地に存在しなかったかもしれません。
 講習会の参加者は40名。この中には掛川道場の第一期の門人になった人が多く、現在でも稽古を続けている方が数名存在します。

 身体のエネルギー通路である「経絡」を自覚させ、体内に「気」を通じさせて医療効果を上げる玄門独自の気功法が紹介され、誰にでもできる呼吸法を用いて、内臓の働きを本来のものに戻し、気のチカラを盛んにする練功法が行われました。





第3回・1998年4月25日 at:掛川本部道場
経絡気功法講習会 Part 2

 第2回講習会をさらに深めたものが紹介されました。
 新設準備中の本部道場でセミナーが行われ、床に座ったり寝ころんだりする方法を取り入れた事で、さらにリラクセーションが感じれらやすくなりました。





第4回・1999年3月20日 at:太極武藝館ビル1F・多目的ルーム
「経絡動功氣功」における身体のリバランシング

 前回の気功法をさらにレベルアップして、自分から積極的に「気」をとらえて動かす訓練を主体に行い、それによって内臓や骨格まで本来あるべき状態に整えて行くトレーニングが紹介されました。





第5回・1999年6月22日 at:長野県大町合同庁舎・大会議室
長寿と健康のための気功・太極拳講座

 長野県教育委員会の依頼を受けて、県の老人大学の受講希望者、約90名を対象に、長寿と健康に役立つ気功法と、陳氏太極拳の技法や練功法が2時間半にわたって紹介されました。
 会場は「老人大学」という名前とは反対に、若々しい活気に満ちあふれ、多くの質問が積極的に飛び交い、発勁をはじめとする師父の示す数々の模範には、大きな感嘆の声が上がっていました。
 また、講座終了後も多くの質問が浴びせられ、師父が嬉しい悲鳴を上げる一幕もありました。





第6回・1999年10月15〜17日 at:掛川本部道場
Tai-Ji Wholeness Healing Therapy 1
〜気功、瞑想法、退行催眠療法〜

 本部道場に2泊3日の泊まり込みで、これまでの気功法にとどまらず
瞑想法や退行催眠療法、正食療法を取り入れ、自己の心の奥底まで入り込んで内側から癒していくメソッドが多く活用されました。

 また、武藝を学ぶ者には何よりのご馳走である「身体軸の認識」も、身体を使わない、内面から入っていく瞑想法として紹介され、参加者全員の身体に大きな変化が起り、各自がリアルな身体の軸を目の当たりにすることができました。





第7回・1999年12月24〜26日 at:掛川本部道場
Tai-Ji Wholeness Healing Therapy 2
〜気功、瞑想法、退行催眠療法〜

 第6回と同じく、本部道場に泊まり込みで行われたこのセミナーは、前回のものを凌ぐ、さらに高度なテクニックが用いられました。

 このセミナーを2回続けて受講した人は、現在でも非常に優れた感性や身体意識を持ち続けており、この時の内容が如何に優れたものであったか、あらためて感慨深いものがあります。





第8回・2000年10月28〜29日 at:南アルプス生涯学習センター
「太極拳学 & 内氣功特別講習会」
 〜
混源力を呼び起こし、精・氣・神の新たなる軸をつくる〜

 会場を日本でもっとも高い「気場」を持つ場所と言われる、空気の美味しい南アルプスのふもと長野県長谷村に選び、太極学講義、体軸を作る練功、オーラの浄化法、三種類の呼吸法、瞑想法、易筋経・洗髄経練功、等々・・
内容も充実し、これ以上は望めないほど盛りだくさんのメニューで参加者もたいへん満足し、その効果も絶大なセミナーでした。

 また、ここで用いられた太極武藝館のテキストを、現在でも大切にしていて、密かに日頃の練習にあてている人も少なくありません。





第9回・2001年12月9日 at : 掛川本部道場
特別セミナー「放鬆を理解し体得する」

 日本人にはなかなか捉えにくい概念である「放鬆(ファンソン)」を理論的、科学的に、たいへん分かり易く解き明かしたセミナーです。
 前半は講義、後半は放鬆を自分で体験するテクニックが紹介され、多くの人がこのセミナーで放鬆を理解し、経験する事が出来ました。


 このセミナーの模様はビデオ録画され、門人は2枚組のDVDとして入手する事が出来ます。(門外にはお分けしておりません)
 参加出来なかった人はもちろん、参加者も繰り返して観ることで難解な「放鬆」がよく理解できる、とたいへん好評です。





第10回・2002年11月24〜27日
at:静岡県伊豆高原
太極拳のための「右脳開発」セミナー

 今回の講習会の会場は、窓から太平洋が見渡せる伊豆高原の温泉付きリゾート・ホテルが選ばれました。

 参加者は四つの班に分かれ、班長さんと料理長さんが選ばれ、各部屋では与えられた瞑想の課題や自然食を用いた右脳開発料理?のメニューを、自分たちで協力し合ってこなしていきます。

 また、大ホールでのユーモアあふれる解りやすい講義や、温泉プールでのエクササイズ、食後には他の客の居ない広い露天風呂にのんびりと浸かる・・など、遊びに満ちたメニューを楽しみながら、いつの間にか自分の「考え方」が変わり、「右脳レベル」が向上していた、とても楽しい大発見の三日間でした。



Copyright (C) 2004 Taikyoku Bugeikan. All rights reserved.